【132杯目】茶碗蒸し鮭茶漬け

寒くなってきたのでお茶漬けがありがたい。旬の鮭を使って、茶碗蒸しをお茶漬けに仕立てる。サポートは永谷園の「さけ茶漬け」。普通ならシズル感たっぷりの写真で飾るであろうところを、余裕の「歌舞伎柄パッケージ」。コイツを1袋ふるいにかけて、トッピングと粉末出汁に分離させ使用する。

そもそも「出汁を固体にして喰う」がコンセプトの茶碗蒸し。さらに液体の出汁にひたして喰う愚行から、いったい何を学べばよいのか皆目不明だが、すこし固めの卵とアツアツの出汁が生み出す食感は、いつもの茶碗蒸しとは一線を画すに違いない(食ってないからこれも不明)。ちなみに「茶碗蒸し茶漬け」と言いながら、お茶的な要素はなにひとつ入っていない

ところで、さけ茶漬けというと、昔の職場の近くにあった、代々木の「田んぼ」を思い出す。正確には「おひつ膳」と言ったか、窯焚きの炊きたて飯と、最強おかず各種の組み合わせを、茶漬け方式で楽しむメニューが人気の食事処で、給料が入ると仲間とよく行った。中でも「鮭いくらおひつ膳」は抜きん出て絶品で、以後「鮭とイクラの組み合わせは、おかず界のマッスルブラザーズ」と定義づけられたことは、言うに及ばない(親子だから、ブラザーズもどうかと思うが)。

それにしても、「茶碗蒸し鮭茶漬け」という字面。ずーっと見ていると「麻雀」を連想するのはなぜだろう。あ、その「茶」ポンです

2018-10-02 | Posted in 茶碗蒸しNo Comments » 
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