【29杯目】アボカド茶碗蒸し
「森のバター」ともいわれているアボカドは、嫁の大好物のひとつ。縦方向に包丁を入れ、そのまま一周切れ目を入れたらねじるようにすると、綺麗に真っ二つになる。種は取りづらいが、包丁のアゴを「うりゃっ」とぶっさし、ひねれば簡単に取れる。味どうこうよりも、この「種をとる」というルーティーンこそが、アボカドの本質だと思っている。
さて、そのアボカドを使った茶碗蒸し。まずゆでたまごをひとつゆでておく。アボカドの半分をミキサーにかけ、茶碗蒸し1つぶんの卵液とまぜ、蒸し器にかける。蒸しあがり直前に、茹でた卵の黄身だけを中央に乗せれば、アボカド茶碗蒸しの完成。娘には「ぐでたま?」と突っ込まれたこれは、いうまでもなく種の演出なので、たとえばがんもどきやたこ焼きなんかでもよい。なんなら鈴カステラでもきっとOK。とにかく「種」っぽければ、べつになんでもいい、というのがポイント。味は知ったこっちゃないけど。
アボカドは、蒸すと風味が飛んでしまう(いい意味で)。残ったのはアボカドの油分が活きた、まろやか〜な茶碗蒸し。ちなみに、一度失敗して、思いっきりスが立ってしまったため撮影用に作り直したが、嫁はどちらもうまそうにたいらげた。
レシピ
材料(1人前)
- 卵 2こ
- 水 100cc
- アボカド 1/2
- 白だし 小さじ1
作り方
- アボカドはミキサーにかけておく。
- 卵1こを固茹でのゆでたまごにし、黄身と白身をまぜる。
- もうひとつの卵と水、アボカド、白だしをよくまぜ、器に入れる。
- ゆでたまごを白身をきざんで入れる。
- 蒸し器にかけて、弱火で15分程蒸す。
- 表面が固くなる直前で、ゆでたまごの黄身をのせる。
- ひと蒸しすれば完成。
2016-07-09 | Posted in 茶碗蒸し | No Comments »
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