【88杯目】ねぎ茶碗蒸し

ねぎは丈夫だ。土さえあればさしておくだけで、永遠に枯れることはないんじゃないかと思う。以前趣味で畑をやっていた頃、とうもろこしにトマト枝豆にじゃがいも等、あらゆる作物に失敗してきた、通称「耕作センスゼロ」の俺でも、ねぎだけはほうっておいても育ち続けた。なんなら、枯れなさすぎてリセットのタイミングがわからず、逆にイラッとしたものだ。

ねぎというと薬味のイメージだが、味噌汁にしてもお好み焼きにしても、大量にぶっこんだのが好きだ。当然、茶碗蒸しでも。ポイントは、いつもの白だしではなく、鶏出汁を使うこと。ここにさらに、鶏皮から出た油で香ばしく焼いたねぎを乗せると最高に旨いのだ。

コメント3件