【150杯目】ホウボウの茶碗蒸し

いよいよ新時代に突入。鮮魚売り場でなにかと気になっていた「ホウボウ」を使った茶碗蒸し。鮮やかな赤い色も祝いムードにもってこい。といっても、身は刺し身で食ってしまったので、皮をあぶってのっけただけ。令和一発目とは思えないやっつけ感。見た目もまるまっちゃって、芸術点は加算ならず。今回は湯呑だが、よく見るとなんかヒビはいっているし

それにしても、ホウボウという魚。平べったくなく筒状で、どうやらカサゴの仲間らしいが、なるほどかわいらしい顔をしている。前ヒレは熱帯魚のように鮮やかな色合い。これをふまえ「トビウオっぽい」か「クジャクっぽい」かで、嫁ともめる。それにしても、こんな魚どうやって捌けと。こっちは「TOMIKKU」とか「きまぐれクック」とか「津本光弘」じゃないっつーの。

などとのたまっても仕方ないので、捌き方をヤフーでググりつつ、なんとかお作りに。意外にもスタンダードな三枚おろしが応用できて助かった。色合いにと付け足した輪切りのラディッシュが、明らかに蛇足。見た目はともかく味は最高。身は弾力がありクセはなく、蛋白なのに味が濃い。人はみな、白身魚を見るとすぐ蒲鉾にしたくなるものだが、さすがにホウボウ(高級魚)でかまぼこは鈴廣だって作らないだろう…と思ったら、小ぶりのものは加工にまわされるらしい。安く大量に手に入ったら、ぜひチャレンジしてみたい。ビバ、令和。

2019-05-09 | Posted in 茶碗蒸しNo Comments » 
Comment





Comment



CAPTCHA