【52杯目】ごぼうの茶碗蒸し
ガキ使「しばき合い対決」でおなじみ、ギリギリ食べられること以外はただの木の棒と変わりない「ごぼう」。その見た目に反して、煮てもよし、炒めてもよし、揚げてもよし。鶏豚牛、どんな肉とも相性がいいのは当然のうえ「柳川(どじょうとごぼうの鍋)」のような変化球もアリという、まさにオールマイティな性能を持った、いわば「汎用棒形食材」。戦時中捕虜に与えたら木の根と勘違いされて戦犯扱いになったという経歴が、残念でならない。
きんぴらや煮物など、和食のイメージが強いが、個人的には「ごぼうパン」を思い出す。学校の近くのパン屋で売っていたそれは、きんぴら状のごぼうを(恐らくは)醤油とマヨネーズであえたのを包んで焼いただけの素朴なパンだったが、安くてでかくて旨いので、在学中はしょっちゅう食べた。この「素朴」っていう言葉が、ごぼうの表現としては、もっとも的確に思えてならない。
レシピ
材料(1人前)
- 卵 1こ
- 水 100cc
- 白だし 小さじ1
- ごぼう 半分
- のり
作り方
- ごぼうは飾り用に少し残し、下茹でしてフードプロセッサーにかける。
- 卵と水、白だし、ごぼうをよくまぜ、器に入れる。
- 蒸し器にかけて、弱火で15分程蒸す。
- 蒸しあがりに、縦に割ったごぼうをのりで巻いてのせる。。
2016-08-20 | Posted in 茶碗蒸し | No Comments »
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